絵画クラス(大人向けクラス)の生徒さんの作品です。

サツマイモ乾いた感じや、リンゴのツヤツヤした感じなど、特徴をそれぞれ表現できてますね。色味も自然でいい感じです。そしてポイントなのが、影を丁寧に追えていること。意外とこれが作品の完成度を上げているんです。

制作中、生徒さんは終盤まで影の描写がほとんど手つかずな状態が続いていました。確かに、モチーフを描きたいのに、影を描くなんてあまりピンとこないかもしれません。

そこでちょっとだけ影の描写を描き足してみせると、「すごい、急に良くなってきた!」と予想外の変化に驚かれていました。影一つでそれだけ印象が変わるんですね。

試しに最初の作品画像をちょっと加工して、影を薄くしたバージョンを用意してみました。急に存在感が弱くなってる感じがしませんか?

静物画(実は風景画も)は、物がどんな風に存在しているのかというのは大事な要素なんです。背景が白い静物画の場合は影のみがそれを表せるので、影に手を抜くとモチーフの所在があやふやになり、存在感が薄くなって見えてしまうことがあります。

こんど美術館で静物画や風景画を見る機会があったら、画家が作品の中で地面をどう捉えているのか意識してみてください。同じ作品も何か違った見え方がしてくるかもしれません。

 

シシアートスタジオは横浜市にて絵画教室を開催しています。お問い合わせはこちらのフォームからどうぞ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。