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1.鉛筆で下描きをする
まずは鉛筆(Bくらい)で下描きをします。

花の形を捉えるときは、茎との繋がりを観察しましょう。
よく観察すると、雄しべや雌しべ、花びらが茎の付け根部分(黄色い矢印)から外に向かって広がっているのがわかります。ここから全ての花の形が始まっているので、いつも意識して描いてみてください。
よく観察すると、雄しべや雌しべ、花びらが茎の付け根部分(黄色い矢印)から外に向かって広がっているのがわかります。ここから全ての花の形が始まっているので、いつも意識して描いてみてください。

アウトラインは同じ強さではなく、抑揚をつけると空気感が出てきます。形が強く変化しているところを中心に、アクセントをつけながら描いてみてください。
アウトラインが描けたら、影も軽く鉛筆で薄く塗っておきましょう。その後ガーゼなどでさっと擦り、色を馴染ませます。
アウトラインが描けたら、影も軽く鉛筆で薄く塗っておきましょう。その後ガーゼなどでさっと擦り、色を馴染ませます。
2.絵の具で影色を付ける

下描きが終わったら、絵の具で影色を付けていきます。今回は青紫系の色にしました。
鉛筆で影を付けた部分を中心に、光と影の関係を柔らかくおおらかに塗っていきます。影色の際(きわ)は塗ったまま残すと後々邪魔になることもあるので、塗ったらすぐにぼかすと良いでしょう。彩色用の筆の他に、水で湿らせたぼかし用の筆をもう1本持ちながら進めましょう。
鉛筆で影を付けた部分を中心に、光と影の関係を柔らかくおおらかに塗っていきます。影色の際(きわ)は塗ったまま残すと後々邪魔になることもあるので、塗ったらすぐにぼかすと良いでしょう。彩色用の筆の他に、水で湿らせたぼかし用の筆をもう1本持ちながら進めましょう。
3.空間も含めて下塗りをする

影色が完全に乾いたら、刷毛で画面全体を水で湿らせます。そして湿っている間に花のピンクや葉の緑を部分的に置いていきます。色ははみ出ても気にしなくて大丈夫です。
色が広がり始めたら、乾くまで触らずにそっとしておきましょう。うっかり触ったりいじってしまうと絵の具が剥げてしまい、修復しづらくなります。気になるところがあっても我慢して待ちましょう。
紙を水張りしていない場合は、影色のときと同じく塗ったあとにぼかし用の筆で自由に色を広げてください(水を全体にひくと紙がでこぼこになってしまいます)。
色が広がり始めたら、乾くまで触らずにそっとしておきましょう。うっかり触ったりいじってしまうと絵の具が剥げてしまい、修復しづらくなります。気になるところがあっても我慢して待ちましょう。
紙を水張りしていない場合は、影色のときと同じく塗ったあとにぼかし用の筆で自由に色を広げてください(水を全体にひくと紙がでこぼこになってしまいます)。
4.細部を描いて完成させる

前段階の絵の具が乾いたら、彩色用とぼかし用の筆を交互に使いながら細部を描き込んでいきます。花びらの色の変化をよく見て色を作っていきましょう。
葉の葉脈は塗り残して表現しました。難しい場合はガッシュ(不透明水彩)の白を使ったり、あるいは無くてもかまいません。
色は重ねすぎると暗く濁ってしまうので、光が当たっている場所はとくに丁寧に使う色を選びましょう。
葉の葉脈は塗り残して表現しました。難しい場合はガッシュ(不透明水彩)の白を使ったり、あるいは無くてもかまいません。
色は重ねすぎると暗く濁ってしまうので、光が当たっている場所はとくに丁寧に使う色を選びましょう。