透明水彩で描く雪景色
2022年1月7日透明水彩で描く桜
2022年3月23日透明水彩で描くオーロラの制作手順を紹介します。
★ポイント
- オーロラと夜空は色を塗る前に水で画面全体を湿らせる
- 色を塗ったら絵の具を流すようにして画面を傾ける
- ウェットインウェット:濡れた部分に絵の具を重ねて滲ませる技法
- リフトアウト:固めに絞った水筆やティッシュなどで塗った絵の具をふき取る技法
- ウェットオンドライ:乾いた部分に絵の具を重ねて描く技法
- スパッタリング:絵の具を飛び散らして細かい点を作る技法
1.画面全体に水を引く
刷毛を使って全体にまんべんなく水を引きます。
乾いたところがあると絵の具が綺麗に滲まないので、全体が湿っているかよく確認しておきましょう。
乾いたところがあると絵の具が綺麗に滲まないので、全体が湿っているかよく確認しておきましょう。
2.オーロラの色を塗って画面を傾ける
画面が濡れているうちにオーロラの色を塗り(ウェットインウェット)、すぐに画面を傾けます。そうすると絵の具が下に流れていきますので、そのまま数秒ほど待ちます。逆方向にも同じように傾けて、絵の具が流れていくのを待ちます。
右端の写真は紫色を追加で塗って流しているところです。これによりオーロラの色の変化を表現しています。
絵の具を流す方向は垂直でも構いませんが、参考作品ではやや斜め方向に調整しました。
オーロラの色を塗り終わったら一度完全に乾かしておきます。ドライヤーを使っても構いません。
右端の写真は紫色を追加で塗って流しているところです。これによりオーロラの色の変化を表現しています。
絵の具を流す方向は垂直でも構いませんが、参考作品ではやや斜め方向に調整しました。
オーロラの色を塗り終わったら一度完全に乾かしておきます。ドライヤーを使っても構いません。
3. 夜空の色を着色&縦の光を作る
完全に乾かした画面に再度水を引き、夜空の暗い色を滲ませながら塗っていきます。塗ったらすかさず画面を立てて絵の具を流すようにしてください。
一度ではなかなか暗さが出ないので、湿っているうちに何度か濃い目の絵の具を塗り重ねましょう。
夜空が塗り終わり、表面の水分が落ち着いてきた頃合い(半乾きよりも少し濡れてる状態)になったら、平筆をよく洗って水気を固めに絞ったもので夜空の色を線状にリフトアウト(塗った色をふき取る技法)します。これはオーロラによく見られる縦の光を表現しています。リフトアウトは1回ごとに筆を拭ったり洗ったりしてください。
リフトアウトが終わったらまた完全に乾かします。
乾いた後夜空の暗さが薄いようであれば、上記と同じ手順を繰り返してください。ただしリフトアウトはやりすぎるとオーロラ部分の色が汚れたり不自然な感じになったりするので、ほどほどに留めておいた方が無難です。
一度ではなかなか暗さが出ないので、湿っているうちに何度か濃い目の絵の具を塗り重ねましょう。
夜空が塗り終わり、表面の水分が落ち着いてきた頃合い(半乾きよりも少し濡れてる状態)になったら、平筆をよく洗って水気を固めに絞ったもので夜空の色を線状にリフトアウト(塗った色をふき取る技法)します。これはオーロラによく見られる縦の光を表現しています。リフトアウトは1回ごとに筆を拭ったり洗ったりしてください。
リフトアウトが終わったらまた完全に乾かします。
乾いた後夜空の暗さが薄いようであれば、上記と同じ手順を繰り返してください。ただしリフトアウトはやりすぎるとオーロラ部分の色が汚れたり不自然な感じになったりするので、ほどほどに留めておいた方が無難です。
4. 遠くの山と針葉樹の森を描く
画面を完全に乾かしたら、まずは遠くに山を描きます。写真では2層の山になってますが、1層でも十分です。
山が乾いたら手前に針葉樹を何本か描きます。
山が乾いたら手前に針葉樹を何本か描きます。
5. 星空を作って完成
不透明水彩(ガッシュ)の白でスパッタリングをして星空ができたら完成です。