透明水彩で描く虎
2021年10月27日透明水彩で描くオーロラ
2022年2月12日透明水彩で描く雪景色の制作手順を紹介します。
1.鉛筆で下描きをする
下がきはBか2Bくらいの鉛筆を使います。
あまり細かく描く必要はありません。針葉樹もざっくりと三角っぽく描いて位置や高さだけわかるようにしておきましょう。
鉛筆は弱く持ち、紙を撫でる程度の力加減で柔らかく描いてください。
あまり細かく描く必要はありません。針葉樹もざっくりと三角っぽく描いて位置や高さだけわかるようにしておきましょう。
鉛筆は弱く持ち、紙を撫でる程度の力加減で柔らかく描いてください。
2.絵の具で背景を塗る
黒と青系の絵の具を混ぜて青みがかった黒を作り、多めの水で薄めて図2-1のように上から背景に塗っていきます。筆は大きめの平筆が便利です。
平筆で塗る際、塗った絵の具が少し垂れるくらいに画面を傾けるとムラになりづらく綺麗に塗れます。
下部の家や雪をよけながら背景全体を薄い黒で塗ってください。
塗り終わると、図2-2のような状態になります。色面の境目に絵の具が溜まりやすいので、絵の具がまだ濡れているうちに10秒くらい上下逆さまに傾けて図2-3のように際の絵の具を分散させましょう。
図2-4は実際に上記の手順で描いたものです。
平筆で塗る際、塗った絵の具が少し垂れるくらいに画面を傾けるとムラになりづらく綺麗に塗れます。
下部の家や雪をよけながら背景全体を薄い黒で塗ってください。
塗り終わると、図2-2のような状態になります。色面の境目に絵の具が溜まりやすいので、絵の具がまだ濡れているうちに10秒くらい上下逆さまに傾けて図2-3のように際の絵の具を分散させましょう。
図2-4は実際に上記の手順で描いたものです。
3. 家と背後の山を塗る
背景の乾き待ちの間に家の下塗りをしましょう。
屋根の雪はそのまま塗り残し、壁だけ赤茶系と青っぽい黒で色をつけます。半乾きのタイミングで濃い目の絵の具で部分的に滲ませ、表情をつけておきます。綿棒やティッシュで色面をこすり落とすリフトアウトも効果的です。
背景が完全に乾いているのを確認したら、平筆で遠くにある山の輪郭を作り、下に向けてぼかしていきます。
屋根の雪はそのまま塗り残し、壁だけ赤茶系と青っぽい黒で色をつけます。半乾きのタイミングで濃い目の絵の具で部分的に滲ませ、表情をつけておきます。綿棒やティッシュで色面をこすり落とすリフトアウトも効果的です。
背景が完全に乾いているのを確認したら、平筆で遠くにある山の輪郭を作り、下に向けてぼかしていきます。
4. 家の細部と背後の森を描く
背後の山の乾き待ちに家の細部を描きます。黒に茶色や青、紫を混ぜた暗い色で木材の表情や細かい濃淡をつけていきましょう。屋根の雪の側面にも薄く影を塗ってください。
背後の山が乾いたら、遠くの針葉樹の森を丸筆で重ねて描いていきます。
背後の山が乾いたら、遠くの針葉樹の森を丸筆で重ねて描いていきます。
5. 針葉樹を描く
背後の森が乾いたら、手前の針葉樹を描きます。
最初に幹の先端部分を細く描き、次に左右に枝葉を描き入れます。
先端の枝葉ほど短く、上を向くようにして、下にいくにしたがって長く下を向くようにして描いてください。
最初に幹の先端部分を細く描き、次に左右に枝葉を描き入れます。
先端の枝葉ほど短く、上を向くようにして、下にいくにしたがって長く下を向くようにして描いてください。
6. 雪を降らせて完成
最後に雪を降らせるため、不透明水彩(ガッシュ)の白を使ってスパッタリングを画面全体に施して完成です。
スパッタリングはいろいろなやり方がありますが、今回は筆を人差し指に軽く叩きながら絵の具を散らしました。絵の具の濃度を変えると奥行が出ると思います。
スパッタリングはいろいろなやり方がありますが、今回は筆を人差し指に軽く叩きながら絵の具を散らしました。絵の具の濃度を変えると奥行が出ると思います。