透明水彩で描くオーロラ
2022年2月12日透明水彩で描く紫陽花
2022年8月26日透明水彩で描く桜の制作手順を紹介します。
★ポイント
- 花の部分をマスキングインクで事前に覆っておく
- 背景を塗り終えてからマスキングインクを剥し、仕上げに花の細部を描く
- マスキング:紙を部分的に覆って絵の具の色がつかないようにする技法
- ウェットインウェット:濡れた部分に絵の具を重ねて滲ませる技法
- ウェットオンドライ:乾いた部分に絵の具を重ねて描く技法
- スパッタリング:絵の具を飛び散らして細かい点を作る技法
1.下描きをする
鉛筆で軽くあたりをつけておきます。花が咲いている部分のボリュームや、枝の方向などがわかれば十分です。花のボリュームはだ円で、枝の方向はシンプルな1本線で描きましょう。
2.マスキングインクを使う
マスキングインクを使って花を一つ一つ覆っていきます。上段の写真の水色に見える部分がマスキングしている部分です。
花の形は大まかに[正面を向いて花びらが5枚見える形]と[横を向いて花びらが3枚見える形]の2パターンを意識しておくと描きやすいと思います。意外とこれだけで自然な感じに仕上がります。
筆はマスキングインク用に別途用意し、絵の具用の筆と混用しないようにしましょう。
マスキングインクは筆についたまま乾くと取れなくなるため、マスキングインククリーナーも用意しておくことをおすすめします。
花の形は大まかに[正面を向いて花びらが5枚見える形]と[横を向いて花びらが3枚見える形]の2パターンを意識しておくと描きやすいと思います。意外とこれだけで自然な感じに仕上がります。
筆はマスキングインク用に別途用意し、絵の具用の筆と混用しないようにしましょう。
マスキングインクは筆についたまま乾くと取れなくなるため、マスキングインククリーナーも用意しておくことをおすすめします。
3. 背景色を塗る
マスキングインクが乾いたら、背景色を塗っていきます。事前に画面全体に水を引いてから絵の具を塗ると、水彩画らしい滲みを作ることができます(ウェットインウェット)。
複数の色を滲ませたり、垂らしたり、散らしたりして自由に背景作りをしてみましょう。
複数の色を滲ませたり、垂らしたり、散らしたりして自由に背景作りをしてみましょう。
4. マスキングインクを剥す
背景の色が乾いたら、マスキングインクを指で剥していきます。この段階で下地が綺麗に白く残っていることが確認できます。
マスキングインクは紙によっては剥がれづらいこともあるので、そんなときはラバークリーナーを使いましょう。今回使ったウォーターフォード中目は比較的剥しやすく、表面強度も十分でした。
マスキングインクは紙によっては剥がれづらいこともあるので、そんなときはラバークリーナーを使いましょう。今回使ったウォーターフォード中目は比較的剥しやすく、表面強度も十分でした。
5. 花に大まかな影色をつける
一度画面全体に水を引き、花の部分に大まかな影色をぼかしながらつけていきます。背景色と同系統の色を選ぶと自然な感じになります。
6.枝やしべを描く
画面が完全に乾いたら、枝やしべなど細部を描きます。
6.花の細かい影を描いて完成
花の影色を一つ一つ塗り、完成です。