2段階目は桟橋を描きます。
右端の水面と陸地の境より少し上の方にうっすらと印を描いておいて、それを「右の消失点」とします。そこに桟橋の長辺(右奥に向かう線)が全て集約されていくように線を引いていきます。
桟橋の短辺は画面から大きく外れた「左の消失点」に集約されていくため、そのポイントを想像しながら少し上に向かって角度を付けた線を引いていきましょう。もちろん精密に作図したい場合は左の消失点の位置を割り出して描いてもOKですが、逆パースにさえなってなければ、十分自然な描写に見せることができます。
桟橋の左端は、少し斜めに角度がついているようです。この斜めになっているところのアウトラインは、設定した消失点には向かわないので注意してください(水平な角度で配置されていないものは、「目線の高さ」のライン上に消失点はできません)。