下塗りは2段階に分けて進めます。
最初に青系の絵の具で陰影にあたる部分を塗ります(下塗り1)。リンゴは多面体で捉えたとき、だいたい真ん中の線付近を境に光が当たる部分と影になる部分に分かれるので、おおざっぱに下半分くらいに青を薄く塗ることができます。それに加えて今回は右側から自然光が入ってきていたので、左下半分が右下半分より暗くなるという関係ができます。
次に、黄色を上半分を中心に薄く被せていきます(下塗り2)。このときテカっている部分はなるべく白く塗り残すようにしましょう。もし塗ってしまっても、乾く前なら水筆で洗い落としたり、ティッシュや綿棒などで吸い取ることができます(黄色は乾くと取れなくなるので要注意です)。